新美南吉生誕110年記念事業に関するお知らせ

2023.03.13

お知らせ

弊社は「新美南吉生誕110年PRサポーター」に登録しています。
今年一年間で開催予定の新美南吉生誕110年記念事業について、最新版の年間行事カレンダーが発行されましたのでご紹介します。

 

▼PDF版年間行事カレンダー(生誕110年特設ページ)
http://www.nankichi.gr.jp/Seitan/pdf/calendar0310.pdf

 

 

 

【おまけ情報】

このカレンダーや、生誕110年のポスターにも使用している南吉の写真は、彼が東京外国語学校に通っていた頃に撮られた写真です。眼鏡をかけているので、「おや」と思われた方もいたのではないでしょうか。

 

今回は南吉の“視力”についてのお話です。
『校定 新美南吉全集』別巻Ⅰの年譜にこんな記載があります。

 

“東京外語時代の南吉は、油気のない頭髪を七三にする、当時の左翼青年の好んだスタイルで、友人の誕生日にケーキを買って歩いていたところ、新宿の交番で呼びとめられ、せっかくのケーキをひっくり返されてしまった。気取りやで伊達めがねをかけていたこともあった。[山谷保、野村千春直話]”

 

どうやら、写真の南吉がつけている眼鏡は伊達だったようです。
南吉が中学5年生(旧制なので5年生までありました)の時に受けた検査の結果は、左右とも視力1.5でした。同じく5年生の時に、中学校狭窄射撃大会の予選で高得点を記録し、本選へと出場していますので、おそらく目は良かったのではないでしょうか。

 

※新美南吉生誕110年特設ページ → こちら