新美南吉生誕110年記念事業に関するお知らせ

2023.02.26

お知らせ

弊社は「新美南吉生誕110年PRサポーター」に登録しています。
先日、半田市観光課より、親子向け街歩きガイド「ごんぎつねと旅するHAND A BOOK」が発行されました。ごんが南吉のふるさと・半田の見どころを、南吉作品を切り口にして紹介するという冊子です。下記リンクから全ページ読むことができますので、どうぞご覧ください。

▼特集ページ「ごんぎつねと旅する新美南吉の故郷へ」(半田市観光協会HP)

https://www.handa-kankou.com/feature/gongitsunetabi/

 

 

 

またガイドの他に、PV動画「ごんぎつねと旅するHAND A MOVIE」も公開されていて、冊子の内容を映像で楽しむことができます

 

▼PV動画「ごんぎつねと旅するHAND A MOVIE」(半田市観光協会Youtube)

【おまけ情報】

南吉が生きていた頃と比べると、半田の風景は大分様変わりしました。それでも、南吉が幼い頃に遊んだ常夜燈や、生家、通勤の際、横目に歩いたであろう半田赤レンガ建物など、当時の景色がまだ残っている場所もあります。
ガイド「ごんぎつねと旅するHAND A BOOK」を片手に、半田を歩きながら、かつての風景に想いを馳せるのもいいかもしれませんね。

 

景色に限らず、文化もそうです。半田では昔から、春になると各地区で山車が曳き出されて、祭りが行われてきました。
南吉が昭和12年4月5日に友人の澄川稔に宛てた手紙には、「これからは祭のきせつ。谷間や丘の上の小さな村々がそれぞれ日をえらんで祭をします。毎日どこかに太鼓の音がけほどくしてゐます。そのうち蛙が騒ぎ出します。太鼓の音が聞えなくなつて蛙の聲ばかりになるとやがて春は逝つてしまふのです」とあり、今も続く祭り文化を作家らしい目線で書いています。

 

まもなく暦は三月。

南吉のふるさとへ、お囃子の音色とともに春がやってきます。

 

※新美南吉生誕110年特設ページ → こちら