AHIアジア保健研修所から当社の国際社会貢献活動「きずなASSIST」の成果についてご報告をお送りいただきました

2021.08.10

お知らせ

当社は、国際社会貢献活動「きずなASSIST」の取り組みのひとつとして、例年AHI(アジア保健研修所)のスタディーツアーに社員が参加したり、また渡航中の常備薬などを提供したりして参りました。

今年も、AHIの事務局長 林かぐみ様から、当社が支援させていただいている事業活動の成果ご報告と写真が届きましたのでご紹介します。


AHI|アジア保健研修所

『今年もご支援くださり誠にありがとうございます。コロナ禍も2年目。今年もアジア各国からの研修生の招請は難しく、オンラインで研修を開催することにしました。主催者のAHIにとっても参加する人たちにとっても初めての試みです。

「変化を生み出すための若者のエンパワメント」をテーマに、6ヶ国から9名の参加により、6月中旬の2週間を第1部として実施。第2部は7月最終週からの2週間です。皆さんのご支援により実現できる国際研修。第1部を終えた研修生が得たものは何だったかをお伝えします。

・次世代育成をテーマに

アジア保健研修所(AHI)の主要事業は、アジア各地で活動する現地の保健ワーカーを対象にした国際研修です。今年度は「次世代育成」という課題のもと、20~30歳の若手が参加者の中心です。

昨年7月から準備会合を計7回行いました。初めて出会う者同士が、母国語ではない英語を使って、オンラインでやりとりすることは、簡単ではありません。最初に「よりよい研修にするためには、一緒に参加する人たちとどんな関係をつくることが大切だと思いますか?」という問いかけから始めました。いろいろな意見が出てきた末に、まとまったのは、「安心できる関係」でした。そしてこれが準備期間の大きな目標になりました。

それから11ヶ月。6月14日、研修第1部を始めました。コミュニケーションは以前よりはスムーズになりましたが、研修生同士で話し合うという場になると、率先して話す人がなかなか現われません。誰かが進めてくれるのではないかと初めは「受け身」になりがちでした。

今回の研修で各研修生は、自分が携わっている地域の若者グループが何をめざして、どんな活動をしているかをオンライン上のホワイドボードに書き挙げました。そして小グループで発表し、質疑応答を行いました。研修の重要性はそこからです。各自が他の人とのやりとりを通じて、活動の課題と感じていることを掘り下げ、今後の研修で改善策を考え出します。

※写真1:オンラインで結んで研修の様子↓

今回の2週間の最後に、自分たちのコミュニケーションはどう変わったかを振り返りました。注意深く聞くことが理解を助けもっと聞きたいことが生まれてくると感じた、よくわからないことをそのままにせず確認や質問をするようになった、などの声が聞かれました。

2015年に米グーグル社が、「成功するチームの構築に最も重要なものである」と発表したことで多くの注目を集めた「心理的安全性」。他者からの反応に怯えたり、羞恥心を感じたりすることなく、自然体の自分を出せることが、仕事の成果をあげるために重要とのことです。研修の基盤もまさにコレ!

7月末からの第2部では、研修生同士のパソコンの画面を越えた協力がもっと生まれることを期待しています。今後も試行錯誤を重ねていきます。引き続き、ご支援をよろしくお願い申し上げます。』

※写真2:自分たちのコミュニケーションがどう変わったか各自が出した意見をまとめました↓


株式会社中京医薬品は、創業以来、「健康づくり、幸福づくり、人づくり」を企業理念に掲げ、パートナーであるお客さまとともに歩む企業でありたいと考えています。そして、お客さまとふれあいながら、健康づくりのお手伝いを通して幸福な暮らしをともに実現していこうという理念を広く世界という視野にまで広げたものが、私たち独自の国際社会貢献活動「きずなASSIST」です。