AHIアジア保健研修所から当社の国際社会貢献活動「きずなASSIST」の成果についてご報告をお送りいただきました

2020.09.02

サステナビリティ

当社は、国際社会貢献活動「きずなASSIST」の取り組みのひとつとして、例年AHI(アジア保健研修所)のスタディーツアーに社員が参加したり、また渡航中の常備薬などを提供したりして参りました。

今年も、AHIの事務局長 林かぐみ様から、当社が支援させていただいている事業活動の成果ご報告と写真が届きましたのでご紹介します。


『今年もご支援くださり誠にありがとうございます。皆様のご支援により実現できた地域保健ワーカー育成の成果の一端として、コロナ禍でのアジア各国の元研修生の活動をお伝えしたいと思います。

・アジア各国の元研修生からの報告

アジア保健研修所(AHI)の主要事業は、日進市のAHI研修所でおこなう国際研修です。毎年アジア数ヶ国から現地のNGO職員十数名を招き研修を行います。彼らはそれぞれ地域で健康づくり、生活改善の活動を進めています。その経験を発表し合い、討論することを通じて、よりよい活動に変えていくための研修会です。

この研修を受けた人たちから、今年4月以降コロナ禍での活動の報告が届いています。新型コロナウイルスは、その国、その人の経済状況を問いません。貧しい人もお金持ちの人も感染する可能性はありますが、社会の中で弱い立場の人がより深刻な影響を受けます。研修生たちは、日頃の活動を基に予防教育を行っています。いくつかをご紹介します。

※写真1:タイとラオスの国境地帯では、タイに出稼ぎにきていた人たちが故郷に帰ろうと押し寄せた。
若者ボランティアがバナーを作って啓発活動を開始。<タイ>↓

※写真2:子どもたちも活動の担い手に。<パキスタン>↓

※写真3:地域の女性たちへの予防教育<インド>↓

※写真4:山岳部の少数民族の人たちに支援物資を配る<インド>↓

・来年の国際研修の準備をスタート

AHIの活動も、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けています。3月下旬実施予定であったスタディツアー、8月末からの国際研修、例年体育の日に行ってきたイベントなど例年のようには実施できなくなりました。

コロナ禍での各国の研修生の報告を受け、非常時だからこそそれまでの日常的な取り組みや培ってきた関係が試されると感じます。住民への保健教育や生活改善活動による支援、行政や他の関係機関との連携など、今こそこれまでの努力が活かされると言えます。

AHIが行うべきことは、今の事態に対応するための特別なことではなく、地域の人びとの知識と行動力を生み出すために長期的に取り組むことであると考えています。

この考えから来年度に向けて国際研修の準備を始めました。来年の研修生(参加予定者)と7月末にオンライン会合を持ちました。一年後実際に集まることができるようにと願いつつ、研修生同士のつながりを作り、各自が課題意識を明確にして本番を迎えられるよう、オンラインで準備の道のりを今後作っていきます。引き続きご協力をお願い申し上げます。』

※写真5:7月末に行った第1回オンラインミーティング。
モニターの向こうに来年国際研修に参加予定の7ヶ国13名が勢ぞろい。(日進市のAHIにて)↓


株式会社中京医薬品は、創業以来、「健康づくり、幸福づくり、人づくり」を企業理念に掲げ、パートナーであるお客さまとともに歩む企業でありたいと考えています。そして、お客さまとふれあいながら、健康づくりのお手伝いを通して幸福な暮らしをともに実現していこうという理念を広く世界という視野にまで広げたものが、私たち独自の国際社会貢献活動「きずなASSIST」です。