AHIアジア保健研修所から当社の国際貢献活動「きずなASSIST」の成果についてご報告をお送りいただきました

2019.08.29

サステナビリティ

当社は、国際貢献活動「きずなASSIST」の取り組みのひとつとして、例年AHI(アジア保健研修所)のスタディーツアーに社員が参加したり、また渡航中の常備薬などを提供したりして参りました。

今年も、AHIの事務局長 林かぐみ様から、当社が支援させていただいている事業活動の成果ご報告と写真が届きましたのでご紹介します。


『アジア保健研修所(AHI)の主要事業は、日進市のAHI研修所でおこなう国際研修です。アジア6~7ヶ国から現地のNGO職員が12~13名参加します。彼らはそれぞれの国で地域の人たちと一緒に保健活動を進めています。その経験を発表し合い、討論することを通じて、よりよい活動に変えていくにはどうしたらよいかを考えるための研修会です。AHIの研修の最後段階は、「帰国後のアクションプラン」作成です。帰国したら何から始めようか、何をしていこうかと考えます。

2013年の国際研修に参加したヘクターさんが考えたのは、自分の国で若手を対象に研修会を開くことでした。彼のねらいは、研修の機会があまり得られない、小さな規模のNGOの、若手スタッフの育成です。2014年の第1回以降、今年4月に6回目を行いました。

今年の参加者は男女約半数計17名の参加でした。

これまでの参加者は100名を超えます。それぞれの人たちが研修後で自信をつけ、自分の団体で活動しています。ほかにも6回続ける中で生まれてきたものがあります。一つは、研修生に参加した人たち同士のネットワークです。以前参加した人の中から研修会を手伝おうという声が聞かれるようになり、研修に参加した後輩のフォローアップがされるようになりました。さらには将来的には独立した団体として若手育成に尽力したいと昨年ネットワークを発足させました。もう一つは、この研修に参加した後もっと学びたいと、AHIの国際研修に応募する人たちが出てきたことです。

来年の開催にあたっては新しい試みをしようと、AHIの担当職員がヘクターさんと相談しています。それは、パキスタン以外の国からの参加も受け入れようということです。若手のNGO職員や地域のリーターが国を超えて研修を共にすることで、新たな刺激が生まれるのではないかと期待しています。

周辺国との軋轢や自国内での政情不安など、人びとの健康と平和にとって望ましくない状況も報じられるパキスタンですが、共に話し、共に学ぶ仲間を増やしていくという地道な取り組みをしているヘクターさんたちをAHIは今後も応援していきたいと考えています。

今年の国際研修は、9月1日から6週間、アジア6ヶ国から13名が参加します。10月14日(月・祝)には、オープンハウスというおまつりを行います。中京医薬品の社員の方たちもご協力くださいます。研修生の活動報告、アジア料理や民芸品のコーナーも予定しています。どうぞご来場ください。皆様のご支援を引き続きお願い申し上げます。』

パキスタンでの若手NGO職員を対象とした研修会
今年も、将来を担う人たちが参加しました

 
 
 


株式会社中京医薬品は、創業以来、「健康づくり、幸福づくり、人づくり」を企業理念に掲げ、パートナーであるお客さまとともに歩む企業でありたいと考えています。そして、お客さまとふれあいながら、健康づくりのお手伝いを通して幸福な暮らしをともに実現していこうという理念を広く世界という視野にまで広げたものが、私たち独自の国際貢献活動「きずなASSIST」です。