AHIアジア保健研修所から当社の国際貢献活動「きずなASSIST」の成果についてご報告をお送りいただきました

2018.07.21

サステナビリティ

当社は、国際貢献活動「きずなASSIST」の取り組みのひとつとして、例年AHI(アジア保健研修所)のスタディーツアーに社員が参加したり、また渡航中の常備薬などを提供したりして参りました。

今年も、AHIの事務局長 林かぐみ様から、当社が支援させていただいている事業活動の成果ご報告と写真が届きましたのでご紹介します。


『2013年の国際研修に参加したヘクターさん。自分の国でも同様の研修会を開きたいと計画し、半年後にさっそく実現させました。彼のねらいは、研修の機会があまり得られない、小さな規模のNGOの、若手スタッフの育成です。今年4月13日~22日には第5回の研修会が行なわれました。参加者は11団体から男女10名ずつ計20名。運営には、ヘクターさんのほか、以前この研修に参加した「先輩」たちも加わりました。

最初に時間をかけて行ったのが、自分自身を振り返ってみようというセッションです。地域の人たちに働きかけるコミュニティワーカーにとって、人びととよい関係を作り、更に、その人たちが自分たちで課題に取り組むやる気を引きだすことは大切な役目です。そのためにも、人間関係やコミュニケーションにおいて自分の長所・短所、苦手なことを知ることは重要です。また、自分を他者にオープンにして、各自が自分の思っていることを率直に出し合えるようになることは、共に学ぶための基盤となります。

その後、自分の活動を発表、地域開発とは?リーダーシップとは?など議論が続きました。研修会場を出て地域活動を見学し、具体的な活動事例から学ぶフィールドトリップもありました。訪問したのは、ジプシーと呼ばれ差別された人たちや、雇い主に従属したレンガ産業の労働者の人たちなど、困難な中にいる人たちです。

研修で得たものは何?という質問に、多くの参加者が「自信を得た」と答えました。今まで知らなかった人と話し、自分の意見を伝える。新しいことを知り、考える。一連の研修が、まだ経験の浅い人たちにとって新鮮であり、自信につながるものでした。「今まで考えていたものと全然違うリーダーシップというものを知った」と答えた人もいました。リーダーシップとは、国の指導者などのものだけではなく、人々と共に問題に取り組む際のリーダーシップというものを考えたことは大きな刺激であったようです。

AHIは、一人ひとりが大切にされる地域をめざし、今後も、健康づくり・地域づくりを進めるワーカーの育成を行っていきたいと思います。今年8月末からは、日進市のAHI会館にアジア8ヶ国から12名を招き、国際研修を行います。そのうちの一人は、去年のパキスタンでの研修に参加した男性です。AHIで他の国の人たちと出会い、視野を広げ、行動力を高めてくれることを願っています。10月8日(月・祝)には、オープンハウスというおまつりを行います。ぜひ研修生に会いにお越しください。アジア料理や民芸品のコーナーも予定しています。どうぞ引き続きご支援くださいますようお願い申し上げます。』

パキスタンで若手NGOスタッフの育成をしています
昨年に引き続き、今年の研修会を開催しました

 
 
 


株式会社中京医薬品は、創業以来、「健康づくり、幸福づくり、人づくり」を企業理念に掲げ、パートナーであるお客さまとともに歩む企業でありたいと考えています。そして、お客さまとふれあいながら、健康づくりのお手伝いを通して幸福な暮らしをともに実現していこうという理念を広く世界という視野にまで広げたものが、私たち独自の国際貢献活動「きずなASSIST」です。