AHIアジア保健研修所から当社の国際貢献活動「きずなASSIST」の成果についてご報告をお送りいただきました

2016.09.05

お知らせ

当社は、国際貢献活動「きずなASSIST」の取り組みのひとつとして、例年AHI(アジア保健研修所)のスタディーツアーに社員が参加したり、また渡航中の常備薬などを提供したりして参りました。

今回は、AHIの事務局長 林かぐみ様から、当社が支援させていただいている事業活動の成果ご報告と写真が届きましたのでご紹介します。


『アジア保健研修所(AHI)は、毎年9月初旬から10月体育の日までの5週間、アジア各国から現地の民間福祉団体の職員を対象にリーダーシップ研修を行っています。日進市にあるAHIに泊まり込んで行う合宿形式の研修です。今年は、7ヶ国から14名が参加します。

この研修を終えた人たちと行うのが、研修生との協働事業です。現在フィリピンのルソン島中部で行っている協働事業では、行政による保健医療が届かない山間地2ヶ所で保健ボランティアを育成しています。この地域にはドゥマガと呼ばれる先住民の人たちが住んでいます。彼らは地理的な困難さだけでなく、差別され社会的にも取り残されてきました。その人たちを対象に2012年から研修を行ってきました

保健ボランティアに期待することは、大きく分けて2つあります。1つ目は、近所の人たちに保健の知識を伝え、身近にある薬草を使って自分たちで健康を守ることができるように指導すること。1人の保健ボランティアが20軒くらいを担当します。2つ目は、自分たちで対応するのは無理だと判断したときに、町の診療所に行くことをすすめ、緊急時には診療所に連絡をとって患者を搬送する手配をすることです。ドゥマガの人たちが暮らす地域から診療所までは遠く、道はでこぼこです。コミュニティバスやバイクタクシーを乗り継いで診療所にたどり着くのに、数時間かかることもあります。ときには保健ボランティア自身が診療所まで付き添います。

「きずなアシスト」のご支援は、これら二つの町での事業に充てさせていただいております。一つの町では、約30人が3段階の保健ボランティア研修を終了し、さらに自分たちで「タナイ町地域保健連合」を設立しようとしています。もう1つの町では、2016年6月に第2段階の研修が行われました。このように、「自分たちで自分たちの健康を守る」ための取り組みが進んでいます。』

研修生と理事・職員↑

 

国際研修の様子/山間地では水の確保が大変↑

 

山間地への道/保健ボランティアが薬草の使い方を説明↑


株式会社中京医薬品は、創業以来、「健康づくり、幸福づくり、人づくり」を企業理念に掲げ、パートナーであるお客さまとともに歩む企業でありたいと考えています。そして、お客さまとふれあいながら、健康づくりのお手伝いを通して幸福な暮らしをともに実現していこうという理念を広く世界という視野にまで広げたものが、私たち独自の国際貢献活動「きずなASSIST」です。