AHIアジア保健研修所のスタディーツアーに医薬品とエアーマスクを寄付しました

2015.04.20

お知らせ

当社は、例年AHI(アジア保健研修所)のスタディーツアーに社員が参加したり、また渡航中の常備薬などを提供したりして参りました。今回は、常備薬や絆創膏などの医薬品に加えて、クイックシールドエアーマスクも寄付させていただき、ツアーに参加された皆様にご利用いただきました。
主催団体AHIの中島隆宏様から写真とレポートが届きましたのでご紹介します。


「AHIからこんにちは。本日はここに、御社のエアーマスク着用の参加者の写真、および、AHI元研修生のNGO団体TTAの代表、カーリーさん(1994年研修生)からいただいた、絆創膏・マスク等を寄贈したときの写真をお送りします。

写真アルバムを改めてみますと、ほとんどの参加者が期間中、常に御社のエアーマスクを身に着けていました。名札としての機能もあり、かつ、豚インフルエンザの脅威もあったので、常時、装着していたと思います。おかげさまで例年に比べ、インフルエンザはもとより(胃腸を壊す例は4人くらい出ましたが)いただいた胃腸薬、赤玉などを活用させていただき、長引くことがありませんでした。また、絆創膏も指に切り傷を負ったインターンが活用しておりました。

16人の参加者(高校生4、大学生8、一般4)と二人のスタッフ(私とインターン)が無事にスタディーツアーを乗り切ったのみならず、大きな成果をあげたと思います。この度は本当にお世話になりありがとうございました。」

 

「以下に今回のツアー(インド・タミルナドゥ州、チェンナイ周辺の農村)の概要と、参加された方々の感想を抜粋でご紹介します。」

※ツアー概要(2015年3月21日~30日開催):

急激に発展するインドで、農村は開発から取り残され、カースト制度による差別も色濃く残っています。その身分制度の最底辺に位置付けられたダリットの人々は、外からの援助に頼らないで、自分たちで課題を乗り越えようとするたくましい人たちです。

AHIの研修生たちは、それらの人々が自由で平等な権利をもっていることに気づき、自ら生き方を選び取り、住みやすい社会に変えていくことを手助けしています。ツアーでは、農村リーダーのお宅にホームステイをし、実際の生活を体験し、現場を訪問しました。

※参加者の感想:

– 最初はインド人と自分とは異なる人種と思っていたが、ホームステイを通してインド人も私たちと同じ人間で対等に話せるということを学んだ。見えない壁を取り払うことができたと思う。(大学生-女性)

– 幸せな時間でした。家庭の中の妹、娘のように扱ってくれて嬉しかった。(大学生-女性)

– ホストマザーは足が不自由だったけど、笑顔がたくさんあって、すごくよかったです。その笑顔の裏に大変なこともたくさんあると思いますが、こうやって迎えてくれてありがたかったです。(大学生-女性)

– 物質的には日本のほうがすぐれているけど、インドには日本にないものがたくさんあって、幸せとか富裕とか、人それぞれに基準があるのだと思った。(大学生-女性)

– 地域の人の繋がりは本当に心温まるものがあった。(一般20代-男性)

– すべてホストファミリーがしてくれ、おなかを壊した時も薬に詳しい人を呼んでくれたりして自分のことをよくみてくれた。(大学生-男性)