本社・総務部総務課レポート ~日本国際飢餓機構(愛知事務所)訪問~
2010.04.05
※取材日:2010年3月4日(木)
社内募金で集まりました「ハイチ災害義援金」と、弊社・中京医薬品が年間を通じて行っております「きずなASSIST活動」で皆さまからお預かりした募金より、合わせて計30万円を、日本国際飢餓対策機構に寄付させていただきました。(新着情報&お知らせ参照)
みなさん「日本国際飢餓機構」をご存知でしたでしょうか?ご存知無いという方も多数おられると思います。そこで、「笑顔のブログ」にご登場いただきましょう。という事となり、ご迷惑を承知の上、愛知県労働文化センター内にある事務所を訪問させていただきました。
名古屋市昭和区鶴舞、春には多くの花見客でにぎわう鶴舞公園のすぐ南に日本国際飢餓機構の愛知事務所があります。この事務所は、所長とスタッフ2名で、運営されています。皆さんからお話を少しずつ伺うことが出来ましたのでご紹介いたします。
●吉田 愛さん
子どもの頃、マザーテレサの事を知り、感銘を受けました。それ以来ずっと、貧しい人の役に立つ仕事に就きたいと思い続けていました。母と清家所長が知り合ったのがきっかけでこの会社に入社させていただきました。
翻訳や寄付金の管理、学校や教会での広報活動、海外活動地の訪問などなど、色々なお仕事をさせていただいています。支援をしていただく側、受ける側、毎日、色んな方々との出会いがあります。喜び、悲しみ、驚き、心が動かされる事が多くあります。初めて中国を訪問し現地の子どもと握手を交わした時、まだまだ小さいのに固い手をしていて、厳しい環境の中で一生懸命生きている、その子の背景を見せていただいた思いになりました。恵まれない方々とその苦しさや悲しさを共有しながらも、毎日笑顔で過ごしています。
私の笑顔の秘訣は「神様とたくさんの人々の愛」です。
●小島亮子さん
米国留学中、国際研究の授業で世界の貧困の状況を初めて知り、興味を持ちました。卒業が近いある日、立ち寄った慈善集会でこの機構のアメリカ支部の方と出会ったのがきっかけで、入社させていただきました。
毎日が感動です。流した涙は数え切れません。日本の小学生に世界の恵まれない子供たちの話しをする時、子供たちの眼差しがみるみる変わっていくのを見ると、とても嬉しい気持ちになります。
私の笑顔秘訣は、「現地の子どもたちからの”ありがとう”のメッセージ」です。
●清家所長
大阪生まれ、1991年にこの仕事に就き、2005年の愛知事務所開設と同時にこちらに赴任させていただきました。日本国際飢餓対策機構が関わっている開発途上国(約20カ国)で働くボランティアのリクルート、訓練、フォローアップの仕事をしています。
現在アジア、アフリカ、南米13カ国に15名のスタッフ・ボランティアを送り、私自身も毎年現地に出かけてプロジェクト視察をしています。また、国内各地で啓発のためにセミナー、講演会(郵便局、市職員研修会、小学校での「開発授業」など)やパネルディスカッションのパネラーとしても活動しています。
私の笑顔の秘訣は、「毎日、色んな人に会うことができ、周りの人の笑顔にふれることができる。役に立っていることを実感することができる。」からです。
●取材の感想
皆さん穏やかで笑顔が素敵な方々でした。支援者から集まった寄付金が、世界中の子供たちの笑顔に繋がる様、今後もご活躍下さい。お忙しいところ快く迎えていただき本当にありがとうございました。
総務部総務課 猪口 元