思うままに No.211
2013.06.30
※エッセー「思うままに」より ~毎月更新~
去る5月31日、第52回モンドセレクション年度授賞式に皆さんの代表として行ってきた。今回はノーベル賞授賞式でつとに名高いスウェーデンはストックホルム市庁舎において開催された。古い歴史と伝統、威厳と格調の高さ、絵にも言われぬ素晴らしい式典に感動、感激をした。
世界各国から89ヶ国の参加を数え総出品数は3,234の製品が審査され最高金賞、金賞、銀賞、銅賞の栄誉ある賞が授与される。開会はパトリック・ド・ハリュー、モンドセレクション会長の歓迎のあいさつから始まり人ひとで埋まる会場は厳粛のなか華やかでで盛大な式典となった。
次々に受賞される方々の歓喜に溢れる笑顔と惜しみない拍手がお祝いのムードを一層盛り上げ会場を和やかにする。今年度は当社から出品したHiDHAトゥデイ75が2年連続の最高金賞を、またHiグルコサミントゥデイαも3年連続の金賞を、新たに出品したメタレスとリッチコルジェン12000も金賞の栄を受けた。これまで出品したすべての製品が金賞以上ということで快挙といってもいい。ここに関係各位に感謝し、皆さんと共にこの喜びを分かち合いたいと思う。同時に当社の製品に対する自信と愛着が益々深まる。
このモンドセレクションは70以上の異なる領域の専門家、大学教授、生化学者、ミシュランのシェフ等により厳正な審査を経て決定される。それ故に食品のオリンピックと称されるところだ。世界の由緒正しい第三者の品評機関により連続して高く評価を頂いたことに改めて大きな自信と誇りをもつものだ。これを機会にさらに品質重視に拘り商品開発を推し進めていかなければならないと考えている。
さて日常よく使われる言葉がある。〈いつでも〉・〈どこでも〉・〈誰でも〉。読んで字のごとくであるが使い方によってはこれほど不確定で頼りなく危ない言葉もない。具体的でないからあなた任せで後回し先送りになることも少なくない。
いまITの進化とグローバリズム、一方でローカリズムによりマーケットが急速に変化しているとき、ビジネスにおいても陸上の百米のようにスピードにはスピードをもって、マラソンのように持久力をもって応じ、具体的に臨んでいくことから勝機をつかめる。
〈いつでも〉 から 〈いつまでに〉、
〈どこでも〉 から 〈どこに〉、
〈誰でも〉 から 〈誰が〉
を明確にしてこそ果たす責任と役割の意味がある。