CSRの理念
コミットメント
社会からの要請や期待に応え信頼を得ることによって持続的な発展を目指す企業となるため、CSRを積極的に推進していきます。
企業は社会の様々なステークホルダーと関わりをもってつながり合っており、その社会的責任を果たすことによって信頼を得ています。企業の活動は「持続可能な社会に貢献」することであり、その貢献こそが「社会から信頼され持続的に発展する企業」になります。社会に対し大きな責任を果たし信頼を得ること、それこそがCSRと考えています。
中京医薬品では、社会的責任を果たすためにCSRを三つに分類し、それぞれに積極的に推進していきます。まず一つ目は、本業を支えるための「基本的CSR」で、これは企業が社会からの要請に応え、社員全員が企業理念を意識した強い自覚を常に持って望みます。
二つ目は、「事業的CSR」で、これは事業経営を通して取り組みます。これは企業の持続可能な発展をするために必要な、お客様、株主の皆様、お取引先、地域社会をはじめとする様々なステークホルダーの期待に応える活動です。また事業を通して、近江商人の「売り手よし、買い手よし、社会よし」の三方よしのようにステークホルダーとの協働で、顧客満足・社員満足を超えて、地域の活性化を高め、よりよい社会実現をめざす活動です。
三番目は、「選択的CSR」で、近年、社会が企業活動に強く求めてきた活動です。それは美しい地球環境を守り、豊かな心と愛に溢れる文化的で人間的な社会づくりに貢献することを目的とした社会貢献活動です。この三つのCSR活動がバランスよく機能してこそ中京医薬品の企業価値を高めていくものと考えます。
CSR(企業の社会的責任)の原点は、創業者の「こんにちは」の第一声
「置き薬業」を創業した山田正雄は、幼い頃から自宅を定期的に訪問してくれる「置き薬」の営業の人、いわゆる「富山の薬屋さん」がくれる紙風船などのお土産を楽しみにして、富山の薬屋さんが大好きでした。社会に出て、種々の仕事を体験する中で、「富山の薬屋さん」の素晴らしさに大きな関心をもつようになりました。
まず不思議に思ったのはその商売の方法で、使用した分だけ代金を支払うと言う消費者にとってはまことにありがたいやり方です(先用後利)。信用と言うかけがえのないものを担保にする以外に何も要求せず、まさに実直に薬を取り替えていくところです。
また彼等の話しから、単に使用された薬を補充していくだけでなく、お客様一人ひとりに合った商品情報を提供することで、お客様の毎日の健康管理から日常生活に関することまで可能な限りお手伝いをしていることを知りました。また置き薬業という特色を活かしてきめ細やかに対応することに心がけ、少しでも地域のお客様の健やかで幸福な暮らしの実現をサポートする「富山の薬売り」の真摯な姿勢に、創業者 山田正雄は大いに感動したといいます。
その感動は、正雄の人生を大きく変えることになりました。積極的にお客様のお宅に訪問し、ご家族の健康状態を伺って必要なお薬を置くこと、そしていつも手元にクスリがあると安心してもらうこと、さらにはお薬の効用の説明をしたり、時には世間話で盛り上がってお客様と家族のように親しく会話を楽しむことができる、そんなことが分かるにしたがって、次第に「置き薬業」にひかれていきました。もちろん、人々のかけがえのない健康を守り続ける仕事の価値にも心動かされたことは言うまでもありません。
こうして、今までのどの仕事とも違うその使命感の大きさに、これこそ我が天職ではないかと思うようになりました。やがて自分も「置き薬業」をやってみよう、そう思って一大決心をして、伝統に学び自分なりの工夫をプラスして、中京医薬品の前身である「置き薬業」の山正家庭薬を始めました。
それは、置き薬業を通して、「健康づくり・幸福づくり・人づくり」で少しでも社会にお役に立ちたいという思いでした。「こんにちは!山田正雄と申しますが・・・」と初めてのお宅の玄関を入る時のワクワクする胸の高まりや、お客様からいただく「ありがとう」の言葉、それこそが「ふれあい業」への転進の大きな原動力でした。
こうして正雄は念願の「置き薬業」を創業し、おかげさまで2009年に創業60周年を迎えることができました。 たった一人で始めた「置き薬業」ですが、お客さま宅を一軒一軒訪問し、お客様一人ひとりの健康状態をきめ細かく把握したうえで、最適な商品・情報・サービスを提供してまいりました。これまでにたくさんのお客様のご支援ご愛顧をいただきました。
その間、お客様からの生の声をもとにプライベートブランド(自社オリジナル商品)を企画・開発し医薬品はもちろん健康食品、健康グッズやミネラルウォーターなど、お客様一人ひとりに合った幅広い商品ラインナップを整えるまでに成長させていただきました。
今日まで中京医薬品の企業理念〈CHUKYO SPIRIT〉は、その正雄の「こんにちは!」から始り、現在に至る全ての社員に脈々と受け継がれています。
置き薬業という中京医薬品の事業そのものがCSR活動です
人は社会で生きている限り、社会のルールを守らなければなりません。その社会生活を営むためには強い責任感と高い倫理観が求められます。
企業もまた法人と言われるように人と同じような資質と規範が求められます。しかも企業活動をしていくなかで、様々なステークホルダーとは信頼と協調をともにした良好な関わり方が重要となります。
元来、置き薬業は地域社会に深く根を下ろし、生命や健康生活に密着しているが故に企業活動自体が高い社会貢献性をもっています。その意味で中京医薬品の企業活動はCSRそのものだと考えます。
CSRのビジョン
CSRの基本方針
中京医薬品は、お客様とのふれあい業を基礎に、健康づくりのお手伝いを通して、幸福な暮らしを共に実現していくことをCSRのビジョンに掲げています。社会で必要とされる企業であり続けるために、正しい経営活動を行い地域・社会と共に繁栄する企業を目指して成長し続ける、その根底に私たちのCSRがあります。
CSRの考え方
中京医薬品はCSRの基本方針の実現のためにステークホルダー別のテーマを明確にし行動指針としています。
また、全てのステークホルダーに共通するコーポレートガバナンス・コンプライアンス・環境は特に優先課題と考えています。
お客様 | お客様とふれあい、お客様の真の声を聞き、健康づくりのお手伝いを通して、幸福な暮らしを実現する。 |
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お取引先 | 高品質で安全性を重視した最適商品の開発・製造を目指したパートナッシップの構築。 |
株主・投資家 | 適時・適切なる正確且つ迅速な情報開示。 |
社員 | 事業活動を通して自己研鑽と人材の育成による会社と個人の成長、企業目標、企業価値を共有する職場環境づくり。 |
社会・環境 | 地域・社会と共に繁栄する企業を目指して豊かな社会づくりに貢献。 地域、社会環境及び地球環境に調和する経営活動。 |
コンプライアンス | 高い倫理観をもって行動するためのコンプライアンス体制の構築と推進。 |
コーポレート ガバナンス |
全てのステークホルダーと共に繁栄する企業を目指して、豊かな社会づくりに貢献する経営活動を追求。 |
CSRのビジョンマップ
CSRの3つの分類
CSRは企業の事業活動を通して社会に対し責任を果たすことです。 これまでの事業活動をステークホルダーの視点、社会的責任の視点で考え充実させることが重要であり、CSRを経営戦略の中核に位置づけることによって日々、地道に実践することで社会の責任を果たし「信頼され期待される」企業に成り得る活動と認識しています。
中京医薬品はCSRを「基本的」、「事業的」、「選択的」の3つに分類し、それぞれ積極的に推進していきます。
選択的CSR
近年、社会が企業活動に強く求めてきた活動です。それは美しい地球環境を守り、豊かな心と愛に溢れる文化的で人間的な社会づくりに貢献することを目的とした社会貢献活動です。
事業的CSR
これは事業経営を通して取り組みます。企業の持続可能な発展をするために必要な、お客様、お取引先、株主の皆様、社員、地域社会をはじめとする様々なステークホルダーの期待に応える活動です。また事業を通してステークホルダーとの協働で、地域の活性化を高め、よりよい社会実現をめざす活動です。
基本的CSR
企業が社会からの要請に応えるため、法令や社会倫理を遵守するコンプライアンス、企業の経営統治であるコーポレート・ガバナンスによる経営基盤の確立と運営、企業の情報開示による説明責任などのやらなければならないことを確実に実施します。社員全員が常に強い自覚を持って望みます。