思うままに No.186
2011.05.31
※エッセー「思うままに」より ~毎月更新~
過日ベルギーはブリュッセルで開催されたモンドセレクション創立50周年の特別式典並びに授賞式に社を代表して出席する機会を得た。
当社にとって初めての挑戦だが、HiグルコサミントゥデイαとHiDHAトゥデイ75の2品を応募したところどちらも思いもよらない金賞の栄誉に浴することができた。これまで商品づくりにおいて原料からこだわり続け常に高品質を追求してきたことが、国際的に認められたということでこの喜びを皆さんと共に分かち合いたいと思う。
今年度のセレクションには世界80カ国から2千9百点に及ぶ商品が評価を求めて出品された中での受賞であるが、これに驕らず、今後さらに精進して品質の向上を図りお客さまの期待と満足に応えていかなければならないと、その使命の大きさに改めて痛感するものだ。式典並びに授賞式の雰囲気は、厳粛にして緊張感に満ちたものであった。壇上に上る受賞者一人ひとりはどなたも皆、喜びと同時に自信と誇りに満ちた面持ちであった。
このモンドセレクションは1961年にジョセフ・ピァット氏とシュール・ルネ・コーラ氏の二氏によって設立され、今日ではもっとも世界的に権威ある国際組織だ。創設のビジョンは、生産者や流通業者の立場から完全に独立した専門家によって客観的に品質の分析評価を行い、あくまでも消費者目線での品質基準を提供することにある。世界のレストランの評価に使用する星印が、業界の品質基準のシンボルとして確立されているミシュランと並び称されるものだ。
モンドセレクションへ応募される商品は各業界の専門家、科学者、大学教授、エンジニア、栄養ヘルスコンサルタント等からなる70余名の独立専門家で構成される審査委員会によって成分分析、商品の説明や使用方法など関連データ一式の科学的な分析評価を受ける。この評価を実行するためにモンドセレクションの審査員メンバーは、進化する市場の研究データや世界的な法令の動向に常に敏感であることが要求される。この科学的な分析による評価過程こそがモンドセレクションの独創性を維持確立してきたと言える。
またモンドセレクションでは、食品の安全性に関する欧州指令、アメリカの食品医薬品局の発令事項、及び日本の厚生労働省発行の法令など世界の重要機関の動向も注意深く見守っている。
今度の受賞をおかげさまで有り難く思うと同時に、今後とももっとお客さまに役に立つようさらに一層の企業努力を重ねて行かなければならないと身の引き締まる思いが強まる。