思うままに No.184

2011.04.01

エッセー「思うままに」

※エッセー「思うままに」より ~毎月更新~

 この度、東北関東大震災により被災された方々、関係者の方々には謹んでお見舞い申し上げます。一刻も早く復興し平穏の日がおくれますよう祈念しております。またこういう時にこそ私たちは本業を通して企業の社会的使命を果たしていかなければならないと改めて痛感するものであります。
 本日四月一日(大安)より正正堂堂の中期経営計画<より愛され、より親しまれる企業を目指して>がスタートする。とりわけ初年度が最も重要と考えている。各部署より出された絵図面をもとにいよいよ実行の緒についた。誰一人として脱落者、傍観者、評論者、逃亡者を出すこともなく全員が一丸となって向かわなければ画餅に終わる。
 この経営計画の大目的は、より一層お客様からの様々な期待や要望にきちっと応えられるよう、さらに顧客満足のレベルからもうひとつの上の「そこまでやってくれるのか!!」という感動感激感謝のレベルにまで高めて当社の強みであるふれあい業を進化発展させていくことにある。
 またお客様はもとより地域社会、お取引先、同志従業員の皆さんとそのご家族からも支援をいただけるよう、信頼、信用に重きをおく、コーポレートブランド経営に徹して企業価値を高めていくことにある。
 今、これを実現していくときの姿を思い描くと、言いようのない緊張感と高揚感が相まって身の引き締まる思いだ。是非とも同志諸君とこの思いを共有し協働したい。
 さてスタートは全行程のうちでもっとも大事な一歩だ。この一歩が先の一万歩を決める。この一歩に全神経を集中することが続く一歩一歩に正しく連動する。今日の一歩が明日をつくる着実な一歩にしよう。「終わりよければすべてよし」と言うが、「始めよければすべてよし」の方が実現の可能性はうんと高い。スタートにつまづくとそれを盛り返すのは至難の業だ。二倍三倍のエネルギーがいる。焦りを生じつまらんミスが続出するからますます苦しい状況になる。大抵はここで棒を折る。
 人間、調子づくと勢いに勢いが加勢して思わぬ力を発揮する。また何かのきっかけで一念発起して別人と見間違えるほどになることがある。これは無から有が生じるのではなく、もともともっている気概や潜在能力が眠っていただけのことだ、往々にして充足や平々凡々のときよりも不足や危機的な状況にあるときによく目を醒ますものだ。
 いま日本は未曾有の厳しい苦しい状況にある。この難局にあたって今一度私たちのなすべきことは、できることは、本業を通してお客様に笑顔と元気を届けていくことから始めよう。
   「 くすりやの 行く先々に 笑顔あり 」