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【松本営業所】小林智貴
その2 紅茶農園で知った厳しい現実と子供たちの夢

翌朝5時!何だか騒がしい音楽が鳴り始め目が覚めた。学校は7時半からお昼まで授業を行う。お昼過ぎには暑くなってしまうかららしい。

他にもビックリした事がある、スリランカには野犬がたくさんいる。場所によっては人口よりも多い。だが野犬はとても大人しく人間との上下関係がはっきりしている様だった。またスリランカではごみ箱が基本的に無いためゴミは外に投げ捨てる。これを聞いたときはとても衝撃的だった。

ホームステイを体験する中で学校や、病院なども訪問し教育や医療の問題点も浮き彫りになった。スリランカでの主な産業は紅茶で、今回ホームステイした紅茶のプランテーションのキャンディはスリランカの紅茶農園でも貧しいと言われている所だった。

出発前の事前学習で知った、紅茶農園から出ることなく朝から晩まで強制的に低賃金で働かされるなどの現実を、実際目で見て確認したいという思いも強かった。

車で4時間の道のりを経て紅茶農園に到着したのは夜の9時近くだったが、たくさんの人達が歓迎してくれた。早速紅茶を頂く。日本では飲んだことない味だ。とても香りが良く今でもあの時の味は覚えている。しかしスリランカの人は紅茶でもコーヒーでもとにかく砂糖を入れる。基本甘くして飲むのでスリランカでは糖尿病がとても多いらしい。

翌日は紅茶農園にある学校を訪問した。そこで子供達との質問時間があり将来の夢を聞いた。すると子供たちは目をキラキラさせながら力一杯手をあげ答えた。学校の先生、医者、警察をみんなはっきりとした夢を持っていた。

ビックリしたのはその後だ。なぜその夢を実現させたいか聞いたところ、今のこの生活を良くしたい!もっと家族や村が豊かになってほしいとみんな口をそろえて言う。小学生が自分よりも誰かのために力になろうと思っているその純粋な気持ちにとても驚かされた。

好きな物も食べられず、村の外にも出られずに暴力や差別が蔓延している状況でこんな前向きに考えられる子供たちの目をみて、日本というものを考えさせられる。

だが夢を実現させるための文房具や先生の数など問題も多い。帰り際持っているボールペンを一人の少年に差し出した。するとたくさんの子供たちが群がりボールペンの取り合いになった。いかに文房具類が不足しているのかがわかる。


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