振り返ってみると、自分にとってベトナムで過ごした日々は、とても貴重でかけがえのないものでした。中でも、特に印象に残っているのはベトナムの学生 と共に行動したことです。
植林活動では灼熱の中、共に汗を流し、ペットボトルの水を分け合い、互いに励まし合って3haの植樹をやり遂げました。
ベトナム戦争の枯れ葉剤により、ほとんどのマングローブが消滅してしまいましたが、私たちの手により少しずつでも 再生していくことはとてもうれしく思いました。
植林3日目
には3年前に植樹した所も 見に行きましたが、木々がすくすくと成長していて安心しました。また、一緒にサッカーをしたり、海で遊んだりもしましたが、ベトナムの学生
とはまるで昔からの友達といるかのように童心に返って心から楽しめました。
学校訪問では、子供たちの無邪気に笑う顔や透き通った目がとても印象的でした。
しかし、現実には子供たちの家庭はノートやカバンを買うこともままならない状態で、私たちがノートやカバンをプレゼントした時はとても喜んでくれました。
また、子供たちと一緒にサッカーをしたり、折り紙をしたり、カレーライスを食べたりした時間はとても楽しく有意義で、日本という国を少しでも身近に感じてもらえたらうれしいなと思いました。
日本への帰国の日、ベトナムの学生みんなが 空港まで見送りに来てくれた時は、胸に強くこみ上げるものがありました。たった一週間 一緒にいただけなのに、これだけ別れが悲しくなるとは思ってもみなかったです。
そのすべてが、 今でも目を閉じると昨日のように思い出されます。
私のように若い世代の人々 がこうして国際交流を持つことは、とても意味のあることであり、今後もベトナムと日本の良い国際関係を持ち続けていきたいと切に感じました。
また、実際に現地へ行ってみて思ったのは、私たちが行うマングローブの植樹や学校訪問を、現地の人たちは心から本当に喜んでくれる。中京医薬品のきずなASSIST
の「世界の子供たちに健康と教育を」という考え方や、会社の理念である「健康づくり、幸福づくり、人づくり」の考え方は、こうしたみんなの笑顔となって広がっているんだなと思いました。だからこそ、この活動を今後も継続していくことがとても大切なのだと痛感しました。
|