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CSR(社会的責任)

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社会・環境活動報告

きずなASSIST

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きずなASSISTの歩み活動原資はお客様活動内容活動記録実録!海外レポート
その3 被災者が住む仮設住宅にて

「僕も写真を撮って」



小さい子供たちが、無邪気に集まってくる。
写真が珍しいのか、すぐ確認できる
デジカメで撮った画像を見て喜んでいる。
「遊んで、遊んで」と寄ってくる子供の中に
もぞもぞしている少年がいた。
一緒に遊ぼうと話しかけると、
最初は話しにくそうにしていたが、口を開き始めた。



「津波で家族、親戚合わせて5人が死んでしまった。
僕は、悲しい。すごくダメージを受けている」という。



僕は、言った。

下を向いていちゃダメだよ。
上を向いて笑って一緒に遊ぼうよ。
きっといいことがあるから。


少し、微笑んだような気がしたが、
そっとその場を離れていってしまった。



生後3ヶ月の子供を抱いた若い母親がいた。
『可愛いね。僕にも娘がいるんだよ。
抱かせてもらっていいかな?』と話しかけると
母親は嬉しそうに自分の娘を抱かせてくれた。
そして、こう語った。



「私とこの子はとても幸せ。
津波が来たとき、この子はお腹の中にいたの。
ダメだと思ったけれど、この子を助けなければと
必死で木の上にのぼり、逃げることができたの」

「そのとき怪我してしまったけど」と足を見せてくれた。
何針も縫ったアキレス腱があった。
にもかかわらず、彼女は「私は幸せだ」と、笑って話す。

2人とも違いはあれ、話すことによって、
少しずつ心を開いていくのではないだろうか。

少しは楽になり、助けになったのだろうか?


   
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