インドネシアでは、針治療や指圧治療などが盛んに行われている反面、問題も多くありました。
それは、病院などによる治療費が高く、簡単には行くことができないこと。山間部にあるため、
病院までの道のりも遠く困難になっているそうです。
政府・行政からの支援は全くというほどなく、家屋の修復など村の人々たちで行うことばかり。
ボランティアで手助けにきてくれる団体や近隣の村から手伝いに来てくれる人たちも若干あるそうですが、 資金においてはやはり難しいそうです。
山間部は海岸部の村と比べると被害は少ないということで後回しになっていることもあるそうです。
この村の被害状況が政府に伝わるまでに数週間かかったそうですし、情報も村になかなか入ってこないそうです。
また、家を造る構造にも問題があり、レンガを積み上げただけのものがほとんどでした。
「レンガは自分たちで作ることができ、費用もかからない。
ンクリートは費用がかかるから無理だ」と言っていました。そして「レンガの真ん中に穴を開け、そこに鉄筋を使うことも費用がかかりすぎてできない」とも。
だから、ほとんどが四角いレンガと木で作った家になるそうです。
この村の人々と交流会をしながら色々な話を聞きました。 みんな悲観的になっているかと思いましたが、前向きにやっていこうという笑顔も見ることができ、 それが唯一の救いでした。
私自身、少しでも元気になってほしいと声をかけたものの、
同時に何もできない自身の無力さも感じました。
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