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CSR(社会的責任)

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きずなASSISTの歩み活動原資はお客様活動内容活動記録実録!海外レポート
医療と教育の現場で感じた、お金じゃない支援の必要



被災地のひとつ、バンクル県ではYEU※1というインドネシアの大きなNGOが支援を行っていました。被災者の健康管理のほか、主に乳幼児、妊婦、高齢者の家庭訪問を行っているとのことでした。
疾患の多くは、ホコリによる上気管炎、高血圧、ストレス性胃炎のほか、骨折・打撲などの外傷です。ベッド数63に対して患者数57人とベッドの数は足りており、一見、設備面も充実している様子でしたが、ドクターから車イスは職員の手づくりだと聞いて驚きました。日本と比べると、設備面の遅れを感じました。



グヌアスという被災地では、村人たちによる救援活動が行われていました。移動可能な簡素なテントの中で、地震によって負傷した人たちを針治療やマッサージをして治療する現場を視察。そこで治療にあたっていたのは、牧師から針治療の技術を学んだ地元の人たちでした。牧師はAHIの東洋医学研修で皮内針の研修を受講後、独自の方法で針をつくり、それを身近な人たちから徐々に広め、現在では100名以上の村人が皮内針治療を行えるようになったそうです。現地の人たち自身が意識し、健康増進に取り組んでいくことは何よりも大事だと感じると同時に、私たちの支援の必要性を再確認しました。


また、ムスリム地区(イスラム教徒)の小学校で、独立記念日の式典に参加しました。国旗掲揚から朝礼の流れ、整列の仕方などは日本の小学校と驚くほど類似しており、自分にとっては意外な発見でした。
教育に対しては非常に熱心で、朝は7時から授業。さらに8時限目までみっちりある充実したカリキュラムで、教員の意識の高さ、子供たちの強い向上心を感じました。



さらに、カリゲシンという山村にある小学校では、私たちが日本から持って行った水彩絵の具を使って絵づくりをしました。自由な発想で色をつくり、絵を描く子供たちの顔はとても無邪気で、色彩感覚には高い才能を感じました。この才能を伸ばす支援ができればと心から思いました。



この村には小学校しかなく、中学校・高等学校は麓の町にしかないとのことでした。しかし、そこに通うためには6kmの道のりがあり、道路は細く舗装されていないため、通学に2時間もかかってしまう。そのため生徒たちは学校の近くに泊まって通学することもあり、余計に教育費もかかるという悪循環なのです。
何でも10年前まで、道路はキレイに舗装されていたそうですが、維持する資金が底をつき、荒れたままになっているのだとか。こうした背景から、資金援助を望む声も多くありました。そしてここでも、村の人たち自身でできる道路づくりの知恵や技術の必要性を感じました。

支援活動で最も大事なことは資金を提供することではなく、現地の人が自分たちの力で復興を押し進めていけるようサポートすること。つまり、“継続”を支援できる知識や技術を提供していくことが何より大切だと実感しました

※1 Yakkum Emergency Unit インドネシア・キリスト教医療奉仕団ヤクムの緊急救援部門





   
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