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CSR(社会的責任)

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ジャワ島中部地震の被災地視察、もうひとりの視点から

2006年5月27日に発生した、ジョグジャカルタ南西約25kmを震源とするジャワ島中部地震。マグニチュード6.3の地震で、約155,000戸の家屋が倒壊し、5,000人以上もの死者を出しました。



それから2ヶ月半経った被災地を視察訪問し、目の当たりにする悲惨な光景に私は言葉を失いました。被災地の状況は新聞やテレビでの報道などで目にしていましたが、現地の状況は想像を越えるものでした。屋根はなく、壁は崩れ落ち、辺り一面ガレキの山となった家に、被災者の家族たちは生活していたのです。



地震の強さは阪神・淡路大震災の30分の1ほどといわれていますが、死傷者の数などは同じくらいの被害を受けています。原因としては日本の2倍近い人口の多さ、その人口の60%がジャワ島を占めていることも考えられますが、直接視察してわかったことは、レンガ造りの家が多く、地震に極めて弱い構造の建物が多いということ。私は建築技術の遅れを感じるとともに、技術・能力の提供が必要だと感じました。



また、幹線道路から遠く離れたこの農村部は、政府からの支援物資や支援金が十分に行き届かず、マスメディアによる報道もないため海外からの援助物資も少ない。また、政府の役人と血縁関係にある地区には物資が支給されたり、幹線道路から遠く離れた農村部には支給されなかったり・・・・・・。このように政府や諸外国からの救援物資・支援金の配給にはバラツキがみられました。それが被災者の話からわかった現実です。しかし、彼らは笑いながら私たちに言いました。



「政府の援助などもう当てにしてないよ」と。



NGOの研修で東洋医学を学んだ村人が、復旧作業で疲れた仲間を治療したり、移動可能な簡素なテントの治療所は治療の場としてだけでなく、多くの村人たちのコミュニケーションの場になっていたりしました。
村人たちがお互いに協力し助け合って生活している姿を見たとき、村人たちの連帯感、人と人との強い絆に感動を覚えるとともに、体だけでなく、心の健康の大切さを実感しました。そして村の人たち自身による健康を守る活動に対して、私たちの支援の必要性を再認識しました。

ボランティアとしてお金を寄付することも大事ですが、そのお金が実際、どこまで行き届いているのか把握することも大事だと思います。そういった意味では、私たち社員が直接現地を訪問して指導者を育成する活動に参加することは、農村部といった末端まで知識や技術を広めることができ、非常に価値のあることだと感じています。



   
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