診療所といっても、トタン屋根の窓も無い10畳位のスペースの所に、先生の机と聴診器、血圧計程度の簡単な医療器具に薬の入った棚が一つあるくらいです。日本と比べると、これで大丈夫なのか?と思いますが、彼女たちにとってみれば、食事の栄養バランス、衛生指導など体を守る知識も教えてもらえるので、とても貴重な存在だと思います。そのおかげでしょうか、この村の女性たちは、極端に太った人、痩せた人もいなくて、皆さん顔色が良く健康そうに見えたので、この診療所が上手く機能しているのではないかと感じました。
また、貧しい農村などでは“家族計画”という意識も乏しく、どうしても子沢山となってしまいます。それが診療所などの指導もあってか、家族計画のために不妊(3ヶ月間)の注射(日本では副作用が強いので認可されていません)を受ける女性も増え、意識も少しずつ変わってきているようです。
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