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CSR(社会的責任)

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ワーキングスクールでのショック

まだまだ子供たちが家計を支えている現状。 学校での勉強は、1日3時間という短さ。


JCの運営する、働きながら学校へ通う子供たちの教育プログラムを視察しました。ここには、貧困や親の教育に対する認識の低さから、十分な教育が受けられない子供たちが通っています。学校以外の時間は店番、工場の作業、自営の手伝い、兄弟の面倒、刺繍などをして働き、自分自身や家庭の生計を支えています。教育といっても1日3時間で、小学校5年間の内容を3年間で習得するというものでしたので、実際どの程度の学力がついているかは疑問を感じます。
それでも子供たちは、学校が楽しくて行きたくて仕方ない様子で、授業を受けている目も輝いており、声もよく出ていたし、何より将来の夢(医者、エンジニアなど)をちゃんと持っていることに少し安心しました。


ワーキングスクールで学ぶ子供たち
   

「あなたたちは小学生の頃、働いていましたか?」と質問されて……。


反対に、ショックなことが二つありました。一つは、ある子供に「あなたたちは、僕たちの年齢の頃に働いていましたか?」と質問されたことです。日本では我々の世代以前からずっと義務教育が受けられることはごく当たり前のことで、当時は何の有難さも感じていなかったので、とても恥ずかしく思いました。
もう一つは、まだ小学校に入ったばかりの子供たちの授業で、「勉強とは“人間をつくる”ことであり、生まれただけでは“人”ではなく“動物”と同じである」と教えていることです。良し悪しは別として、日本では特別意識することもなく受けている“義務教育”。それに対して、なぜ、勉強しなければならないのか?から“教育”をはじめなければならない現状に、バングラデシュ全体の教育に対する認識の低さを垣間見たように感じました。


悲幼い子供たちも働きながら学校に通う
 
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