想像以上にしっかり。組織化された現地NGO団体の活動にびっくりしました。
ジャゴラニ・チャクラは、現地NGO団体。この団体の理事を務めるA.K.アルズー氏が、昨年AHIに研修生として来たことを受け、今回のツアーではジャゴラニ・チャクラ(以下JCと称す)の援助活動を視察する事となりました。
JCの活動地域はバングラデシュ全体の33.3%にもわたっており、村では4.1%(2,800村)、世帯では0.7%(183,000軒)にあたり、バングラデシュ南西部やジョソール州といった地方をフォローしています。
JCのスタッフは約1,000名いるそうで、日本の整備された企業と同様に、彼等が組織化された中で配置され役割が明確にされていることにはびっくり。訪問する前の印象では、まだまだ行き当たりばったりの人海戦術で活動していると思っていたため、正直驚きました。
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JCのさまざまな援助活動は、一人ひとりの社会的自立と精神力の向上が目的。
活動はさまざまな援助プログラムを展開し、経済的に遅れている人や体の不自由な人などを教育して、社会的に自立できるようにするとともに、個々の人間の精神力を向上させることを目的としています。その中でも、バングラデシュ人の民族性も考慮して、少しずつ確実に、人間が自然に行える範囲でバランス良く進めようとしている点は、「人権」にも配慮していると感じました。しかし、現実的には身分制度や宗教的な問題があり、援助活動の妨げになることも事実のようです。
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