次のホストファミリーはクリスチャン・ダリッド(カースト制に属さない更に身分が低い人々)の家族で、一階は教会になっていた。お父さんが神父さんをつとめておられ、近所の中では少し裕福な感じのする家だった。着いて早々に近所の子ども達が集まってきて相手をする事になったのだが、結局30人以上集まってきてビックリ!
インドの子ども達は、よく焼けた肌と輝く白い歯、キレイな瞳、そして豊かな表情は全員が持っていてとても眩しく感じた。どの子も楽しそうに寄ってきてくれて、私も子どもの時のようにがむしゃらに遊んだ。結局ヘトヘトになるまで歌って踊って声を出して笑って・・・疲れて一眠りした後、一階の教会に行くと子ども達が翌朝の集会の準備をしていた。みんな遅い時間まで準備していたが、楽しそうにやっていてすごく感心した。
今回この南インドのスタディツアーに参加して本当に良い体験ができたと思う。日本で暮らす事のありがたみは本当によく分かった。社会貢献活動にも今以上に興味を持ち、これからは積極的に参加したいと思えるようになった。
そして感じた事がある。インドの人々の方が貧しい生活をしているが、確実に心は日本人より豊かだと思う。日々の暮らしに対する満足感もあり、それこそ笑顔や表情の作り方は日本人より遥かに上手だった。「暮らしが豊かでも心が貧しい」という事が実体験から学べたのは本当に良かった。
今回の経験を活かして今まで以上に仕事を頑張らなくてはいけないという責任感も持つことが出来たので、これから一日一日頑張って仕事に励んでいこうと思います。そして励んでいきます。貴重な体験をさせて頂き、本当にありがとうございました。
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