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【彦根営業所】所長 松本一朗
その3 学校見学、ひと掴みの米、ホームステイ〜まとめ

■学校、幼稚園、チルドレンヘブン見学

JCFが運営をする小学校に訪問、どの子も真剣に勉強に励む姿がとても印象的だった。カメラを向けると皆嬉しそうな笑顔で答えてくれて、あっという間に囲まれるぐらい。



そんな、純粋な子供たちも家庭の事情で高学年になると登校しなくなる子供もいるのが現在のバングラの実情。私も三人の子供を持つ親として、登校できない子供たちのことを思うと切なくなった。バングラの伝統的な踊りも披露していただき楽しい時間がすごせた。



チルドレンヘブンへ訪問、この施設は母親が性産業で働く子供たちがいる施設で、ここが出来る前は、罪を犯すか母親と同じ道に進むのが当たり前のような環境だった。バングラでは、父親の名前が分からない場合は学校にも行けなかった事を、父親の名前にJCFと記入する事で入学出来るように行政に働きかけて実現された。この施設にいる子もどこにでもいる普通の子供たちに将来の希望を作ることが出来て本当良かったと思うとともに、JCFの素晴らしい意義が勉強になった。

■ひと掴みの米

ナトールの村では、『ひと掴みの米』(エク・ムスティ・チャール)と言って昔からお金を稼ぐ事の出来ない女性が、食事の支度をする際にひと掴みの米を少しずつ貯めて何かあった時にお金に変えたりしていた習慣を、村全体の女性のグループで行う事でまとまったお金を作り、それを元手に家畜を飼って育て、それを大きな収入にする事で子供たちを学校に行かせられるようになったと誇らしげに話してくれた。どこの国でも女性の強さ、母の愛情があるのだと感じた。



■ホームステイ2軒目

ホームステイも2軒目のお宅にお世話になり、ここでは小学校に通う男の子、中学生の女の子、そして24歳のお姉さんの3兄弟のいる5人家族だった。日本から持参した折り紙で鶴を作ると、とても喜んでくれて何羽も折った。

毎朝お父さんと近所を一時間散歩し、お母さんのショミティの活動について回った。ショミティとは、マイクロクレジットを受ける一番小さな集団で民族衣装の刺繍工芸品や座布団カバーの裁縫品を皆で作ってその収入でまた新たな仕事に使ったり、必要な人に貸したりする事をしている。したがってお母さんは休み無く働いていた。お母さんやお姉さんは、笑ってお父さんはいつも寝ていて働いていないと冗談を言っていた。

このお宅に来て、夜のマーケットに連れて行ってもらったり、バングラの動物・植物園に行ったりと色々見せてもらい、貴重な経験をする事ができた。そして、3月26日のバングラの独立記念日を迎える日に感心した事が、朝からテレビで記念日の放送が流れているところ、午前11時に国家斉唱が始まると家族皆で立ち上がり国家を一緒に歌っていました。私も一緒に立って国家を聞き、改めてバングラ国民の愛国心を学ぶ事が出来た。



■旅のまとめ

研修を振り返ると、今の自分の置かれた環境、家族、周りの全ての人、物に感謝の気持ちが湧き出てきます。バングラで経験したかけがえのない体験を、これからの人生の糧に出来るように日々を精一杯過ごし、少しでも周りの人の役に立てる様にして行きたいと思います。

この機会を与えていただいたことに、心より感謝します。
有り難うございました。

   
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