■スラム訪問
見学最初が、スラム訪問!どんな場所なのか、治安は大丈夫なのか全く想像もつかないまま見学スタート。場所は、線路が横に走る傍らに何家族かが一緒に暮らす一帯で、国の土地に勝手に家を建て、ゴミの鉄材やゴム材等を集めてそれをお金に変えて暮らしているらしく裕福ではなかったが、そこに住む人達はとても優しく私達を向かい入れてくれ話を聞かせてくれた。火を起こすのに木炭ではなく、牛糞を棒に付けて出来た物を燃料に使っており日本では考えられない事で驚いた。
■病院、養魚場訪問
次に訪れたのが国立病院で、院長先生との懇談会があった。日本に比べ病院の数が少ない事に加え、資金の問題で国立病院はベッド数250床に対して入院患者数が500人を超え、さらにその家族も寝泊りしているため、各階の壁がない大きなワンフロアは人が溢れかえり、ベッドに寝られない患者さんは床で点滴等の治療がされているだけで、とても国立の病院とは信じがたい光景だった。看護師の数も、バングラで働くより近隣諸国に出稼ぎ看護師で行く方が給料が良いのでそちらに行ってしまい慢性的に少ないのが現状だとか。
この日最後に訪れたのが養魚場で、この養魚場はマイクロクレジットの融資で成功し、今ではJCF活動の資金面で大きな支えになっているところ。現場では、実際に魚を網で取るところを見学させていただいた。
また、隣接する施設ではバングラヤギの繁殖場があり、希少価値の高いバングラヤギの繁殖がされていた。バングラヤギは美味しい乳を出すようで、あと2回程度の繁殖で生粋のバングラヤギが出来るそうだ。
■初のホームステイ
今日訪れたスラム地区に戻り宿泊させて頂くお宅に着くと、入るなり花の首飾りとウエルカムドリンクでお出迎え。近所のスラム地区の子供たちも民族衣装に着替えて踊りの歓迎、家に入りきらない人でいっぱいでその歓迎ぶりに感謝でいっぱいになった。
夕食は、チキンカレーに魚のフライ、フルーツにとても甘いドーナッツのようなお菓子等々、美味しくてお腹いっぱいになった。
ただ、朝起きた時にベッドの下に白い猫が入って来ていて、さすがに猫も驚いただろうが、私も声を出して驚いてしまった。後で聞いたら、いつも入ってくるノラ猫だったようだ。
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