今回のツアーではJCFスタッフのお宅と、その下部組織であるCBOスタッフのお宅にホームステイをさせて頂いた。アジア最貧国というイメージが強かったが、一般的な家庭でもテレビに携帯電話等、日常生活に必要な大半な物は日本と変わらず揃っている事に驚いた。また、さすが世界一人口密度の高い国と言われるだけあって、とにかく家族も多い。
※RINAさん(左端)一家↓
バングラデシュの主食は日本と同じく米である。食事は一般的に男性やお客様が先に食べ、女性は一緒に食事をしない。私もホームステイ先ではベッドの上にマットを敷いて用意され、一人で食事をしたのだが、食事中はホストマザーがずっとつきっきりでお世話をしてくれる。その"おもてなし精神"は有りがたい反面、正直、見られている感も強く、食事がしにくかった。一応、スプーンとフォークは用意していただいたが、郷に入れば郷に従えで、生まれて初めて手でチャレンジ。(これが中々難しい!)
※バングラデシュの家庭料理↓
■ツアーを終えて
貧困問題、政府の虚弱体質に伴う未整備なインフラの数々、この国が抱える問題は多いのですが、何よりも、子供たちに平等に与えられる権利であるはずの希望や夢を奪ってしまうような環境は一刻も早く改善が必要であると強く感じました。と同時に、いかに自分たちが日々恵まれた環境で生活を送っているかが、痛いほど分かりました。
では、自分に一体何が出来るのか?巨大な富を持ち、巨額の寄付が出来るわけでもない。現地に住み、貧しい人たちの支援が出来るわけでもない。しかし、この国の現状を伝えることはできる。非力で情けないが、まずは少しでも多くの人たちに、この国の現状と人々の生きる力、素晴らしさを自分なりに伝えていこうと思います。
|