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CSR(社会的責任)

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社会・環境活動報告

きずなASSIST

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きずなASSISTの歩み活動原資はお客様活動内容活動記録実録!海外レポート
【掛川営業所】 岸 良彰
その1 第1日〜第5日(驚き、学び、体感、植林活動、そして親睦)


第1日: 今日からいよいよ10日間のベトナム生活が始まる。ベトナムに行くことが決まったときは、正直少し不安を感じた。しっかりと言葉を話せるだろうか、ベトナムの学生と仲良くなれるだろうか、日本からの大学生とも仲良くなれるだろうか、植林はしっかり出来るだろうかなどいろいろと頭をよぎった。しかし実際にベトナムに着いてみると自分が思っていた光景とは全く違っており、驚いたことにホーチミンは意外と都会であり自分が想像していたよりも都市であり発展していた。また、バイクがものすごく多く日本では考えられないくらいの数だった。この日の夕食は、日頃から日本食に慣れているせいか疲れていることもありあまり食が進まなかった。



第2日: ホテルは綺麗で昨日はぐっすり眠れた。今日はベトナム戦争のときに市民がアメリカ兵に勝つため、また生き残るために様々な仕掛けや罠をしていたクチトンネルの見学。地下に生活の場を移したり、落とし穴を作ったりと生きるために必死だったと思う。ただ、このクチトンネルを見学して戦争に対する怒りも覚えた。戦争をして良いことなんかひとつもない。戦争をすることにより自然を崩壊し、尊い人の命までもが奪われてしまう。同じ人間同士が命を奪い合うことなど馬鹿げている。早く平和な世の中になってもらいたいと思う。



第3日: 今日からベトナムの学生が合流し一緒に生活をする。会うまでは少し緊張していたが、実際に会ってみると積極的に日本語で話しかけてくれた。ベトナムの学生は日本語を話すことにとても熱心だった。特にそう感じたのは、わからない言葉があったときにノートに書いておいたり、携帯に忘れないようにメモしていたり、ほとんどの学生がそうしていた。すごく熱心だった。何かを学ぶということは、これくらいのことをするのだと実感し、自分自身に置き換えてみると少し恥ずかしくもなり、こういう姿勢を身につけるべきだと思った。

そしてホーチミンからバスでおよそ150分かけてカンザーへ移動。移動していくうちに道もどんどん悪くなり、都市ホーチミンとの差を感じた。ホテルにはベッドもなく、お風呂もなく、シャワーも部屋にはなかった。トイレの隣で水をバケツに溜め、そこで体を洗った。もちろんお湯もなし。さらに部屋の中やトイレにはヤモリや蛙など色々な生物がいた。料理には雨水を使っていたりして、日本では考えられない状況だった。いかに自分が恵まれている環境にいるのかを痛感させられた。



第4日: 今日は朝から早く起きて出発。今日からの3日間が一番のメイン。植樹地へはバスと船でおよそ120分。船から降りたときに正直思ったことは、「本当にここで作業するの?」だった。どんどん奥に進むに連れて足場が悪くなり、今回の活動の目的はニッパヤシという葉を切る作業。気温は高く、服装は長袖・長ズボンで帽子を被り、軍手をして足袋を履いていたので非常に暑かった。

次第に体力は奪われていった。自分が想像していた以上にきつかった。そんな中でもベトナムの学生は一生懸命作業していた。わずか2時間の作業だったが、失ったものを復興させるには手間隙がかかり大変であることが身をもって体感できた。また、このような地道な努力が大きな成果へと繋がると感じた。



カンザーのホテルに着いてからすぐに洗濯をした。もちろん洗濯機はなく何度も何度も水洗いをして干した。面倒くさい作業だったが、普段はやらないので良い経験だったと思う。夜の親睦会では、日本の学生とベトナムの学生は互い母国語で歌いそして盛り上がった。人と人とが仲良くなる、一緒に楽しむのに言葉は必要なかった。こうやって一緒に一日過ごしたことで、ベトナムの学生との「心の距離」が近くなったと感じた。



第5日: 植林活動2日目。この日は先日のスコールにより足場はさらに悪くなっていた。気温は相変わらず暑く30分やっては休憩するといった感じで2時間くらい作業をした。この日は夕食後に討論会が開かれた。テーマは「国際結婚」。今自分は結婚していてもうすぐ1歳になる娘がいるが、日本の学生とベトナムの学生がどのような意見を持っているのかとても興味があった。日本の学生もベトナムの学生も「愛があれば国際結婚はありだ」と一人ひとりが自分なりの意見を持っていた。普段では話し合うこともないようなテーマでありながら聞く側も話す側も真剣で、何よりもしっかりと意見交換できたのが良かったと思う。


   
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