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CSR(社会的責任)

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きずなASSISTの歩み活動原資はお客様活動内容活動記録実録!海外レポート
【久居営業所】 倉野佳典
その1 不安を胸に日本出発。施設見学でベトナム戦争を知る。


〈1日目〉2009年8月16日

朝、中部国際空港集合。初めての海外研修・ベトナム。今年参加する社員は私1人で、出発までにたくさんの不安がよぎる。会社を代表して責務がまっとうできるのか、暑さや食べ物や環境の違いで自分の体調は大丈夫だろうか、普段職場でも不安に思う時はたくさんある。その度に乗越えてきた経験がある。それを思い出し、今回の海外研修はたくさんの方々のおかげで参加させて頂いている、自分にできる事をやろうと決意し飛行機に乗り込みベトナムを目指した。

途中ベトナムの首都ハノイ空港にて乗り継ぎ目的地であるホーチミン行きの飛行機を待つ。一緒に参加している日本の大学生もまだ緊張しているのか、静かに飛行機を待っていた。

ハノイに着くと日本との時差は2時間、時計を2時間戻した。無事、乗り替えをすませ日本からまる1日かけてホーチミンに到着。空港に降り立った瞬間、私たちの到着を見はからったかのように熱帯特有のスコールが降ってきた。

到着は現地時間で21時、日本ではすでに23時である。移動時間ですっかり疲れてしまったが、ホテルへ向かうバスから見たベトナムの景色に驚いた。街は日本の都市と変わらないくらい建造物がある事にも驚いたが、それ以上に道行くバイクの数には圧倒された。道路には隙間なくぎっしりのバイク、その間を縫うように車やバスが走り、私たちのバスもホーチミンのホテルに着いた。

明日からはじまる事を楽しみに、その日は就寝した。



〈2日目〉2009年8月17日

ホテルで朝食を済ませ今日はベトナム戦争でゲリラ戦となったクチという場所を見学に行った。バスでの移動となるが市内を過ぎると道路は舗装もされておらず、でこぼこの道をただひたすら進む。畑や草原といった風景がひろがり1時間半ほどで到着。現地は深い森林になっていた。

ガイドさんの案内とビデオでベトナム戦争当時の様子を観た。ベトナム戦争中、現地の人は敵に見つからないよう闘っていたと同時に地中で生活していた。その地中の施設を実際に見学した。何も変わりのない森林の地面から落ち葉をかき分けると地下施設の入り口が隠されていた。

その中は大変狭く、とても生活できるような場所ではないにもかかわらず地下に生活する空間を設け、中には会議室や負傷した兵士の治療室などがあった。外からは全く分からない、敵に見つからぬよう戦争が終わるまでこの地下施設で何年も過ごしたという。もちろん地中での生活では勉強すらできない、ただ生きるために必死だっただろう。改めて平和の大切さ、平和である事の大切さを学んだ。

またこの地下での生活、戦争、生きるか死ぬかの状況で自由もなく、やりたい事もできず、満足に物もない状況、それでも最後まであきらめずに闘い、また自殺する事無く生き抜いたという。われわれ日本の現状は物があふれ平和で自由であるにもかかわらず自ら命を絶つ人もいる。このクチの戦争跡地ではいろんな事を考えさせられた。人と人との意見がぶつかり争いになり、また考え方の違いで戦争に・・・。

世界ではいまだ争いが続いている。
世の中から争いがなくなり平和であってほしいと願う。

   
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