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CSR(社会的責任)

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きずなASSISTの歩み活動原資はお客様活動内容活動記録実録!海外レポート
【豊橋営業所】 太田有香
初めて知った「ベトナム」という国の本当の姿
物乞いをする大人や子ども。そして、縦横無尽に走るバイク。
日本では考えられない劣悪な生活環境、それがベトナムという国でした。

今回、ベトナムでのボランティア活動に参加するという、とても貴重な機会をいただきました。今までこういったボランティア活動をしたことがなかったので、初めは戸惑いがありました。しかし、スタッフの方、宮崎所長、日本の学生、ベトナムの学生、現地の方々、まわりの人たちにとても助けられ、無事活動を終えることができました。この活動に参加する前に、アンケートでベトナムの印象は?という質問があり、私のベトナムに対する印象は食べ物がおいしい、アオザイ、暑い、という安易なものでした。

しかし、実際にベトナムに行き、10日間現地で生活をし、いろいろな体験をしてその印象も変わりました。ベトナムの人々の厳しい生活状況、目を背けたくなる子供たちの状況、未だベトナム戦争の影響で苦しんでる人々、そんな中でもたくましく生きているベトナムの人たち。日本で何不自由なく生きている私は、とても衝撃を受けました。町の至るところで物乞いをする大人や子どもがたくさんいました。

現地の人が言うには、やたらにお金をあげたり、物を買ってはダメということでした。そんな人たちを見かけるたび、断るたびに心が痛む思いでした。しかし、それがベトナムという国なのです。

ベトナムはとてもバイクの交通量が多い国で、慣れない私たちが道を渡るのは、とても恐かったです。信号もほとんどない状態で、車やバイクのクラクションが常に町の至るところで響いています。そのため事故も多いとベトナムの学生から聞きました。

市場ではドリアンのきつい匂いが印象的でした。ベトナムでは一般的な「チェー」という飲み物を飲みましたが、これもまた印象的な見た目と味でした。ベトナム料理は私の好みの味で、特に「フォー」はとてもおいしかったです。この「フォー」は朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんと一番食べた気がします。

いよいよ、ベトナム4日目、この活動の一番の目的であるマングローブの植林。それはとても過酷なものでした。

ホーチミンから、カンザーの宿舎へ移動しました。ホーチミンではホテルでしたが、カンザーの宿舎は合宿場のような感じで、私はベトナムの学生の子と2人部屋でした。イモリ、カエルが当然のように部屋にいたり、シャワーは水だったりと、日本では考えられない状況でしたが、意外とぐっすり寝ることができました。それだけ疲れていたのかもしれません。

3日間の植林のうち、初めの2日間は、ニッパヤシという木を切る作業でした。朝、6時に起床し、7時に現地に出発。虫よけグッズ、日焼け止め、ポカリの粉、虫対策、熱中症対策は万全です。宿舎から、バスででこぼこ道を揺られ、漁港からまた小さな船に乗り換えて、マングローブが植えられている場所まで行きます。雨期のせいで湿度は高く、何をしてなくても汗が出てきます。

船から降りて、その場所まで行く道のりがまた大変なものでした。土はぬかるみ、足がズボっと奥まで入り、何度か学生の子にひっぱってもらい助けられました。初めは地下足袋にどろが入るのを気にして歩いていましたが、すぐにそんなの気にしてられなくなりました。そんな険しい道のりを、水、ノコギリ、簡易トイレなどを持って歩いていく人達は相当なものだったと思います。

信号がほとんどないベトナムの道路。車、バイク、自転車が無秩序に行き交う。


ベトナム庶民の台所となる市場には多彩な食材が並ぶ。ドリアンの匂いが印象的。



ベトナムでは一般的な飲み物「チェー」。見た目と同様、味も個性的。



マングローブの植林地へはバスとボートを乗り継ぐ。道は未舗装で振動が体に響く。



やっとの思いでたどり着いた現場では、想像以上に過酷な作業が待ち受けていた。

   
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