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営業も教育も
一人ひとりに寄り添う
ことが何より大切。

プロフィール

宮崎営業所 所長

坂元 洋介
(2018年入社)

入社前はアパレル業界で接客業を経験。地元に腰を据えて仕事がしたいと考え退職。接客業で培ったコミュニケーション能力を活かしながら、社会的意義のある仕事がしたいという思いから中京医薬品に入社。

EPISODE1

育ててもらったからこそ
次の世代を育てる使命がある。

私は所長に昇進すると同時に、新卒1年目の社員を部下に持つことになりました。私自身、所長としては新人。業務の面で不安もありましたが、何よりも「しっかり育てないと」という使命感がありました。そのときに頭に思い浮かんだのが、1年目の社員で一番会社に貢献した社員に贈られる「最優秀新人賞」。私も新人のころに受賞し、それが自信となってこれまで頑張ってこられたという思いがありました。本人もこれを取りたいと意気込んでいたこともあり、目標は明確に。まずは、私が日々大切にしている、目の前の売上ではなくお客さまとの信頼関係をつくること、そして笑顔や挨拶といった当たり前のことを当たり前にやることを伝えました。それに加えて意識していたのは、細かくコミュニケーションをとること。「今何か悩んでいることある?」といった日々の相談はもちろん、新人の中でどの位置にいるのか、何がどれくらい足りないのかという進捗を一緒に追いました。その結果、無事に「最優秀新人賞」を受賞。自分が受賞したときと同じくらい、いや、それ以上に嬉しかったですね。

EPISODE2

この仕事の必要さと大切さを
肌で感じた大きな水害。

私が以前に担当していた人吉市は、大雨による川の氾濫で大きな被害に遭いました。その日は、前日から雨が降り続け、夜中もずっと警報が鳴り響いていました。私が朝起きると目の前はまるで川。2階に住んでいたこともあり、私自身は大丈夫でしたが、水道も止まって、電話もつながらない状況に恐怖を感じたことを覚えています。その後、水は引いたのですが街は見るのも胸が痛くなる状態。それから約1ヶ月間は営業活動を一切せず、長靴と軍手を着けて営業所のメンバー全員で道路の片付けやお客さまの家を回りました。「中京医薬品ですけど何か手伝えることありますか」と訪問し、泥を掻き分けたり、沈んだ家具を運んだり。あれから何年も経ちますが、お客さまが涙ぐみながらありがとうと言ってくれたことは今でも鮮明に覚えていますし、「薬箱を置いていて本当によかった」と今でも言ってくださる方もいます。この仕事は人と人のつながりがつくられるんだと改めて感じましたし、1人ひとりのお客さまに寄り添うことの大切さをこの経験を通してより感じました。社会的に意義のある仕事がしたいと飛び込んだ会社。今後も困った人がいたら手を差し伸べていきたいです。