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お客さまと信頼関係を築いていくことが、この仕事の何よりの醍醐味です。仕事であるということを忘れてはいけませんが、ときには遊びにいくような感覚で訪問できるほど、心を開いているお客さまもいます。私が仕事をはじめて、最初に打ち解けることができたお客さまは家族で飲食店を営んでいる方。担当を引き継いだ当初はアルコールのディスペンサーやウコンなど、お店で必要な商品を購入いただいていたのですが、薬箱は置いていませんでした。自分が担当になり、初期費用がゼロであることや、必要性を説明し、置かせていただいたことをきっかけに距離が縮まりました。今では、酵素などの健康食品も注文いただいており、毎月お伺いさせていただいています。店主である女性の方が私の母親と歳が近かったこともあり、親子のような感覚でプライベートの話もたくさんさせてもらっています。また、私と年の近い息子さん娘さんには、地元のおすすめの飲食店や観光スポットを教えてもらうなど本当にいい関係を築けています。日々こうしたお客さまが増えていくことが、働く中で一番の喜びです。

私は、入社1年目に一番会社に貢献した人に贈られる「最優秀新人賞」を受賞しました。入社後の研修で賞の存在を知り、「絶対に取りたい」と考えていました。また、偶然にも配属された営業所の所長も同じ賞を受賞したことのある方。受賞したときにどのようなことをしていたのかを近くで具体的に聞けるのは、本当に心強かったです。だからこそ、私が意識していたのはとにかく質問すること。所長をはじめ、課長や部長、次長にも様々なことを教えてもらいました。特に印象的だったのは「お客さまは自分の鏡」という言葉。自分が行ったことに対してお客さまの反応は返ってくる。自分が適当な態度をとれば、適当なことしか返ってこないけど、親身になって話を聞けば、こちらの話も親身になって聞いてくれる。働く中で、本当にこの言葉の通りだなと実感しました。自分の実力よりも周りのサポートのおかげで取れた賞。それでもやはり取りたいと宣言して、有言実行できたことは大きな自信になりました。上司の方々が丁寧に教えてくれたように、今度は自分が教える立場になることがみなさんへの最高の恩返しだと考えています。今は決して慢心せず、早く自分も所長になりたいという意識で仕事を頑張っていきます。